えぇ…、終わりました。
After Story3周目、渚Trueエンドが終わり、CG達成率が100%になりました。
感動しました。
After Storyは、感動しっぱなしでした。
ちょっと…、いや、かなり語ろうと思います。
CLANNADに興味がない人や、未プレイの人は一番下の「総論」までとばしちゃって下さい。
(一番下の総論は読んで欲しいのですぅ…)
ちなみに、ネタバレありまくりですよ。
■After Story
「よし今からぶっ続けで最後までやるぞー」と意気込んではじめたのですが、
6時間プレイしてダウン(^^;;
おそらく、After Storyの終わりまでやるのに、10時間ぐらいかかった気がします。
長かった。
長かったけど、よかった。
同棲編。
学園編とは逆に、渚が朋也を助ける場面が多く描かれいて、
お互いに助け合いながら、支え合いながら成長していく様子(つまり、家族だということ)が
上手く描かれていました。
拘置所の前の渚のセリフ、
「わたしは朋也くんのために今、ここにいるんです」
「他の誰のためでもないです」
「朋也くんのため、だけにです」
本当に、朋也は嬉しかったと思います。
だって、プレイしている自分がそう思いましたから。
二人一緒ならこれからもっと強くなれる…って。
だから、朋也もここで
「結婚しよう」と言ったのだと思います。
ほんと、いろんなところで感動して、涙腺が緩みっぱなしでした。
やっぱり一番よかったのは、汐の誕生の場面かなぁ。
1周目の、「坂の下でのお別れ」シーン。
出会った場所であるにも関わらず、なぜ曲のタイトルが「渚〜坂の下の別れ」なのかを知るシーン。
「わたしは、朋也くんと出会えてよかったです」
「とても、幸せでした」
「だから、どうか…」
「もう、迷わないで下さい」
「これから先、どんなことが待っていようとも…」
「わたしと出会えたこと、後悔しないでください」
渚が愛しい…。
最高にいいシーンでした。
(クリア後、ここに渚を呼び止めるかどうかの選択肢が出きるんですね。今確認のために再プレイしてて知りました)
でも、私が一番泣いたのは岡崎史乃が出てくる旅のゴールシーン。
旅の終着点に待っていたもの…。
そして直後の汐のセリフ、
「…えらんでくれた…かってくれたものだから」
「…はじめてパパに」
「…さなえさんが、ないていいのは…」
「…おトイレか…パパのむねだって…」
この辺りは大泣きです(T▽T)
早苗さんがすごく(・∀・)イイ!!役をやっていました。
早苗さん、5年間、本当にお疲れ様。
秋生さんの胸で泣いている早苗さんを想像すると、泣けてきます。
そんな感じでいろんな所で感動しつつ、1周目終了。
2周目の秋生さんから光の玉をGETして、3周目のハッピーエンド。
2周目、3周目は1周目ほどの感動はなかったですが、
とってもいいお話だったと思います。
…なんか「すごい」と「いい」しか言ってない気がしてきました。
これじゃ、渚と同じだ…(^^;;
そんな感じでAfter Storyをクリアし、CG達成率が100%となりました。
クリアしたことなので、CLANNAD全体についてちょっと思ったことを書いてみたいと思います。
■シナリオについて
今まででも何度も書いてますが、さすがKeyというところでしょうか。
ものすごく長いにも関わらず、飽きさせないシナリオ。
ギャグがいっぱい埋め込まれていて、さくさく読めて、
でも、キャラクターが立っていて、感動できるシナリオ。
飽き易い私がここまで楽しく読めたシナリオは今までになかったかも。
After Storyは置いといて、各キャラクター編でよかったシナリオは
やっぱり、ことみと風子かな。
この二人のシナリオは感動ですよ。
前に、杏のシナリオはちょっとイマイチかな…的なことを書きましたが、
やはりそう思っている人は多いみたいですね。
それでも、人気のある杏はすごいなぁ。
■キャラクターについて
まぁ、これもKeyらしく、ほとんど全キャラクターが「変な人」ですよね(笑
でも、どのキャラも魅力的で、よくシナリオとマッチしていますよね。
(シナリオが、各々のキャラクターの魅力を引き出している感じかな)
これも何度も言ってますが、私的にお気に入りは渚ですね。
でも、渚にはやっぱり朋也と一緒にいて欲しいって思いしまいます。
渚と朋也が引っ付くルート以外、ありえない感じです。
時点は、風子かな。
友達に欲しいタイプ。絶対に飽きないでしょうねぇ(笑
After Storyのエピローグの風子と公子の会話は楽しかったですね〜。
どうでもいいことですが、早苗さん若すぎますねぇ…(笑
年齢考えると45歳ぐらいなのに(^^;;
それでも私は早苗さんとデートしたいですよ(笑
■音楽について
これもさすがKeyという感じで、本当にシナリオにBGMが合っていると思います。
一番好きなBGMは、「渚」でしょうか。
出だしの静かな感じや、後半の盛り上がりが最高にいいと思います。
あと、「は〜りぃすた〜ふぃっしゅ」がほんとに風子にピッタリで好きですね。
音楽についても、キャラクターと同様に「いい感じです〜」ってものばかりです。
ボーカル曲については、
よく「『メグメル』は『鳥の詩』には劣る」とか言われてますけど、
私は『メグメル』も『鳥の詩』と同じぐらい、素晴らしい曲だと思いますよ。
ただ…、『小さなてのひら』は『青空』に劣るかも。
個人的には「-影二つ-」とか「Ana」の方が好きですね。
また、「Ana」が挿入歌として、いいタイミングでかかるんだこれが…(T▽T)
■謎について
Key作品の特徴となっている全てが解明されていない部分…、
AIRよりは少ないのかもしれませんが、それでも多かったですね。
・タイトル画面の女の子は誰なのか、とか
・幻想世界と現実世界の関係、とか
・渚と幻想世界、そして汐の関係、とか
・汐ルートで二人はあの後どうなったのか、とか…。
まだまだ、挙げればいっぱいあります。
私もプレイし終わったあとに、色々考えたり、
他のHPで他の人の考察を読んだりして自分なりに考えました。
本当にここからは個人的な考えですが、
タイトル画面の女の子は汐だと思います。
でも、それは渚と朋也の子である汐ではなく、別の汐。
つまり、幻想世界の少女が…、この町の意思が…、この願いが叶う場所(=木の下)で眠っている汐なんだと…。
汐ルートでやはり、二人はあのまま死んでしまったのではないでしょうか…。
だからその後、二人が幻想世界にいたんだ…と。
そして、幻想世界]Uで朋也は少女の力を借りて、このCLANNADの最初に戻ってくる…。
戻ってきた朋也は言われたとおり、光の玉を集め、渚の死なないエンドに進むのではないか…と。
自分ではそういう解釈をしています。
幻想世界と現実世界の時間軸とかその辺はおそらく考えたらダメなんでしょうね…。
そう思います。
そう思って自分なりに納得しています。
■一般向けソフトであったことについて…
過去に何度か
「例え、抜けないエロシーンでも、おまけとしてあるべきだ」的な発言を
しましたが、
カスタマーレビューなどを見ていると、
女性や子供を持つ親など、結構様々な人にプレイされているんだなぁ…と思い、
一般向けソフトとしての発売は成功だったのかなぁ…と思い始めています。
ただ、私的には親密な関係になるための段階としてのエロシーンはあってもいいんじゃないかなぁと思っています。
18禁じゃなくて、全年齢対象のソフトでも、もう少しそういうを描写して欲しかったなぁ。
例えば、After Storyで、渚と朋也は結婚し、子供を作るわけです。
その流れとして、エロシーンに至るまでの会話は聞きたかったですね。
だって渚の思っている『エッチなこと』というのは、一緒の布団に入って抱き合うこと止まりだったんですから。
確かにそれもエッチといえば、エッチなのかもしれませんが、
二人がさらに仲良くなっていく上で、どうやって子供を作るという展開になったのか…、
そういう場面の渚の会話って、ナルシストナ渚と同じぐらい面白いと思うのですが…(笑
だから、なおさらそういうシーンの会話を聞きたかったです。
その点が、「実は、朋也くんとエッチなことしてます」なんてセリフで片付けられて、ちょっと残念ですね。
まぁ、男としての、そして渚好きとしての一意見なんですけどね。
■総論の前に…
ちょっと固いことを喋ってましたので、普通に戻って……、
やっと終わりましたねー。
本当に長かった。長かったですよ。
実は、一番最初にCLANNADはじめたのが8月4日なんですよ。
8月4日に少しだけプレイして、本格的にはじめたのが8月31日から。
そしてクリアしたのが9月30日ですから、
今年の夏休みはCLANNADとともに始まり、終わった…という感じです。
After Storyをクリアしてからは、ほんとCLANNADのことばかり考えてましたね。
落ち込んでいた…というか、いろんなことを考えていたというか…。
まぁ、これはAIRとかKanonをやった直後もそうだったんですけど、
同じようにクリアして、達成感…というか、幸せになれた気がします。
そう思わせてくれるKeyの作品は本当にすごいと思います。
朋也のセリフじゃないですが、
いかに自分は温いお湯に浸かっているんだろう…って思いました。
高校卒業して、大学行って、さらには大学院まで言って…。
2ヶ月も夏休みがあって、昼間からギャルゲー(CLANNAD)して…(ぉぃ
ほんと、頑張らないと…って思いました。
今日から、後期のスタートです。
授業と研究、そして来年の春は就職活動。
さらに学業以外のことも頑張っていきたいと思います。
その活力をもらいました。
さてさて、とりあえずCG達成率は100%になりましたが、
読んでいないシナリオはまだまだたくさんあると思います。
これから、ちょっとずつ極めに入ろうと思います(笑
有紀寧のおまじないを極めたり、おまじないを極めたり、
智代シナリオの『風子参上』イベントを極めたり。
CLANNADは攻略サイトで載っている選択肢だけでは見れないところが多いと思いますよ。
渚シナリオとか、芽衣からの電話を出たほうが、
渚と朋也の間を芽衣が近づけようとしてくれたりするイベントが発生するので、
間違いなく楽しめると思いますし。
これから極めの道へと入ろうと思います(笑
まだまだCLANNADは終わりませんよ。
総論前に、御礼。
CLANNADの攻略には、
Piece Of Key Heartさんの攻略ページを大いに参考にさせて頂きました〜。
ありがとうございました〜。
■総論
ここだけはまだ、プレイしたことない人にも読んで欲しいですね。
CLANNAD。
「感動した」って言葉を繰り返すように言ってますが、
今までのKeyの作品でも同じように感動してきました。
でも、CLANNADの感動はちょっと違う感動なんですよね。
KanonやAIRのように悲しくて…、せつなくて涙が出るのではなくて、
心が温かくなるような感動…と言ったらいいのでしょうか…。
ゲームをやっているだけなのに、本当に自分がその場にいるかのように考えさせられ、
思い悩んで、挫折して、けど誰かに助けられて、そして挫けずに歩いていける。
そんな感動を作品を通して、受け取った気がします。
CLANNADのテーマである『家族』。
家族というものをいろんな形で、いろんな方向から表現されていました。
『なにもかも…変わらずにはいられない』
町も人も…なにもかも…、変わらずにはいられないのです。
時間とともに刻一刻と変わっているのです。
私たちはその中で生きている。
でも、一つだけ変わらないもの…、変わってはいけないものがある。
それが家族なんだ…と。
渚の言葉を借りるなら
「汐は渚から、時には引いて離れることもあるけど、時が経てばまた満ちて、そばに帰ってくる」
それは家族のあるべき姿なんだ…。
そういった様々なことを考えさせられ、
時に挫折して、真剣に悩んで、助け合って、そして心豊かになれる…、CLANNADはそんな作品だと思います。
大好きになった作品です。
やっぱりまだ未プレイの人にはぜひやってもらいたい作品です。
やってみたい気もするけど、「長い」ってことだけを聞いてなかなか手をつけられない人って結構いると思います。
私もそんな一人でしたから。
でも、ここまでこれを読んだくださった
(そもそも読んでくれるのだろうか (^^;; )
ことをきっかけにして、ぜひはじめてみて下さい。
逆に「長い」ことが嬉しくなると思いますよ。
だって、楽しいことは長く続いたほうがいいじゃないですか。
CLANNAD。
感動という、ありきたりな一言で表現するのはもったいないぐらいの名作だと思います。
少しでも興味が出たって人は、ぜひ、プレイしてみてください。
きっとこれからの人生、ちょっと考え方が変わると思いますよ。
参考:CLANNADカスタマーレビューページ
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